Documentation 2. インストール![]() |
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このセクションでは,すでにwebMathematica をお持ちの方が関心を持たれるであろう点を解説します.お使いのサーブレットコンテナが旧式の場合は,最新のものにアップグレードされることをお勧めします.サーブレットコンテナをアップグレードする際は,全く初めてwebMathematica をインストールするつもりで,この章の冒頭部分の説明に従ってください.
webMathematica にはMathematica が付いています.これを「Mathematicaのインストールと設定」の説明に従ってインストールしてください.
Mathematica にアプリケーションをインストールしてある場合はMathematica でもこれが使えるようにしなければならないでしょう.これについては「パッケージをインストールする」で説明します.MSPアプリケーションはMathematica にコピーすべきではありませんのでご注意ください.
webMathematica Webアプリケーションのインストール
webMathematica Webアプリケーションのインストールは,使用中のwebMathematica Webアプリケーションをサーブレットコンテナから削除してから行ってください.Tomcatの場合は,webappsディレクトリからwebMathematicaディレクトリを削除するだけでよく,簡単です.この中に必要なものがあるかもしれませんので,どこかアクセス可能な場所に保存しておかれることをお勧めします.削除が終わったら「webMathematica Webアプリケーションのインストール」の説明に従ってインストールします.
webMathematica の旧バージョンの設定に何か特別の変更を加えていた場合は,webMathematica 2.3にも同様の変更を加えたいでしょう.関連するファイルはweb.xmlとMSP.confの2つです.これに加え,セキュリティシステムの設定も変わっています.
web.xmlファイルの設定の変更は,設定の趣旨を十分理解している場合に限って行ってください.また,旧バージョンからファイルすべてをコピーするよりも,変更を加えた設定パラメータの部分だけをコピーする方がいいでしょう.web.xmlはMathematica/WEB-INFディレクトリにあります.
MSP.confは,webMathematica のwebMathematica/WEB-INF/confディレクトリにあります.MSP.confにはMathematica の場所が保存されているので,ファイル全体を取り出すよりも特定の設定パラメータだけをコピーして,すでにインストールしてあるMathematica が確実に参照されるようにした方がよいでしょう.
セキュリティの設定ファイルを見付けるメカニズムはwebMathematica 1.0以降で変更されています.セキュリティ設定ファイルはプール設定ファイルで名付けられ,webMathematica/WEB-INF/confの中央設定ディレクトリに置かれるようになりました.以前はMathematica パスのどこにでも設定ファイルをロードすることができました.
この変更は,中央の単一の場所からセキュリティ設定をロードした方が安全性が高まるために行われました.webMathematica のデフォルトのセキュリティ設定は大変保守的なので,セキュリティファイルを移動しないサイトならどれでも期待以上の高度セキュリティレベルで実行できるようになります.セキュリティについては後のセクションで説明します.
次に内容を古いレイアウトから移動します.webMathematica 2.3にはアップデートされた例題が含まれていますので,その際例題はコピーしないようしてください.ご自分のデータだけを旧レイアウトから新レイアウトにコピーしてください.
webMathematica の新バージョンのインストールが終了したら,これをテストします.URLhttp://localhost:8080/webMathematica/Examples/Specification.jspを使われるとよいでしょう.これはインストールしてあるバージョン番号を出力するものです.webMathematica 2.3とMathematica 5.2であることを碓認してください.
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