Documentation8. 以前の webMathematica 技術

 

URLのMSPスクリプトへのマッピング

MSPスクリプトに自分で内容を書くようなwebMathematica のユーザの方に必要なことですが,MSPのスクリプトはwebMathematica Webアプリケーションの内部,/webMathatica/WEB-INF/MSPScriptsディレクトリにあります.これは設定ファイルMSP.confの設定MSPDirectoryを変えることで変更することができます.もちろん,MSPは,全部同じディレクトリに入れるのではなく,いろいろな場所に置きたいでしょう.このセクションではその方法について説明します.

スクリプトのディレクトリ

http://host/webMathematica/MSP/ScriptのようなURLはメインディレクトリでScript.mspというMSPを探します.MSPスクリプトはメインディレクトリのサブディレクトリに入れることもできます.例えばhttp://host/webMathematica/MSP/Test/Script1のようなURLの場合はTestというサブディレクトリの中にあるScript1.mspを見付け出します.サブディレクトリからMSPをロードしたときは,そのディレクトリ内にあるMathematica のパッケージやアプリケーションがサブディレクトリの名前を指定しなくてもロードできるように,そのサブディレクトリがMathematica $Pathに加えられます.webMathematica に付いているExamplesディレクトリ内のMSPスクリプトの多くは,この機能を利用しています.

次の2つの表は,メインディレクトリとサブディレクトリからのMSPスクリプトのロードのまとめです.

最初の表ではScript.mspというMSPスクリプトがメインディレクトリ/usr/local/server/filesに置かれています.これにはhttp://host/webMathematica/MSP/ScriptというURLでアクセスすることができます.設定パラメータのMSPDirectoryがこのディレクトリの場所を指定します.この場所はMathematica $Pathに加えられます.

2番目の表ではScript1.mspがメインディレクトリのサブディレクトリ/usr/local/tomcat/webapps/webMathematica/WEB-INF/MSPScripts/Testに置かれています.このMSPスクリプトにはhttp://host/webMathematica/MSP/Test/Script1というURLでアクセスすることができます.Mathematica のカーネルでは/usr/local/tomcat/webapps/webMathematica/WEB-INF/MSPScripts/usr/local/tomcat/webapps/webMathematica/WEB-INF/MSPScripts/Testという2つのディレクトリが$Pathに加えられます.

メインディレクトリのMSPにもサブディレクトリMSPのにも同じカーネルプールが使われることにご注意ください.現在のところ,設定の詳細はどれも同じになっています.